廃タイヤリサイクル




写真は、廃タイヤの熱分解油化に実験装置によるもので、上から「生成油(A重油軽油相当)」、廃タイヤの破砕による「廃タイヤチップ」、「生成カーボン(85%程度の純度)」


廃タイヤの熱分解油化装置による中間処理許可申請に携わりました。


熱分解方式は新たなリサイクル技術として国が認めたものの、県単位では承知徹底がなされておらず、許可を得るのに約3年の期間を要してしまいました。


当該県の廃棄物対策担当者からは、許可後以下のコメントがありました。

「廃タイヤは、産業廃棄物として最大の不法投棄の元凶となっている。すなわち、形状からして容易に不法投棄しやすく、少量を広範囲で投棄している。許可に基づき早く、付加価値の高い処理施設を建設して欲しい。」


又、所管消防署の担当者からも、以下のコメントがありました。

「不法投棄が最も多く、且つその廃タイヤから一旦火災が発生すると、消火が困難で、燃え尽きるまで待たなければならない。早期に施設を稼働して、少しでも不法投棄及び火災が低減するよう望んでいます。」と・・。